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メモ 『中央公論 2005 8月号』 

中曽根康弘 「小泉君、外交からポピュリズムを排除しなさい」

「要するに、ポピュリズムなのだ。つまり、内政外交ともにスタイリストと言えるだろう。日本の総合的主体性を持った姿はない。」p45

石見隆夫 「小泉靖国政策の空虚と迷走」

山崎拓
「小泉は政治家ではない。類まれな芸術家的直観力の持ち主だ。それがすべてはずれない。こんな人物は政界には他にいない」p51

「…中曽根康弘元首相は、小泉はポピュリストか、と問われて、肯定したあと、

「大統領型首相というのはポピュリストなんです。私だってそうだったし、そうでなければ国民的支持は得られない。チャーチルだって、ルーズベルトだってポピュリストだった、だけど本質は別にもっていたね」」p51

加藤紘一

「小泉さんは、一般的な『中国は強い、怖い、気にくわない』というイメージをうまく利用して大衆の関心を集めている。指導者が国民のナショナリズムを利用することをすべて否定はしないが、小泉さんに欠けているのは、そのうえで相手国の指導者の立場で考える、という視点だ。自分が大衆を煽っているという自覚と自制がない」p52


岡崎久彦 「中国外交硬直化の背後に垣間見える軍の影」

「 中国の軍部は江沢民時代を通して甘やかされてきた。軍事予算は、公表ベースだけでも毎年10%伸び続けてきた。要するに軍の要求する予算をほとんどのんできた結果といえる。将官の数も大幅に増やしてきている。これらのことから、軍の発言力も相当に強くなってきているのだろうと想像できる。



 ただ、軍の発言力が強くなると、その国の外交には、はっきり特徴が表れてくる。これは「強硬発言をすれば善、軟弱発言は悪」という表現で言い表せる。



 いま中国の人と話していると、ことらを向いて話していない、という感じがつたわってくる。明らかに、後ろを向いて話している。そして、後ろで聞いている人も明らかになる。」p90

「 中国側が一方的に強硬路線を行っていて、中国人もそれぞれが保身のために強硬論を言わざるを得ないという状況で、さらに、中国の政治が簡単には変質しそうにないというなかで、日本はどのように対応するのが適切なのだろうか。

 一言でいうと、これは相手にしないのが正しい対応といえる。むしろ、このようなことを続けていても行き詰まりになるということを何らかの形で悟らせなければいけない。」p92

「 そもそも、靖国問題自体を中国はどれだけ重要と考えているのだろうか。私は実は「どうでもいい問題」と考えていると見ている。靖国神社にA級戦犯が合祀されたのは1978年で、それ以降、首相の公式参拝は続いていたが、中国は取り立てて騒いではいなかった。それが85年の中曽根首相の参拝から、突如、外交問題として非難を始めた。これは、歴史教科書問題と全く同じ構図で、一部の新聞社が中国政府に持ち込んで騒ぎにした結果、起きた事態だ。

 この経緯を見ても、靖国問題は、中国にとって、いささか機会主義的なテーマだといってよい。」

「しかし、中国にとっての本当の外交課題は台湾問題である。これは、「日清戦争以来、100年の恥辱を雪ぐ」という現在の愛国主義キャンペーンにとって象徴的な存在であるだけでなく、中国にとって安全保障上の問題でもあることから、軍または強硬派にとって妥協の余地のないテーマであることは疑いない。」
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