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ゆびきり 

 鶏肉をさばいてる時、ちょっと刃先が逸れて、クッと包丁が骨に食い込んでしまった経験はないだろうか。

 そんな感覚だった。

 クッと食い込む刃。

 たらたらたらたらと、薬指から面白いくらい血があふれ出す。

 あっという間に、まな板の上は真っ赤でぬらぬらした血だまり。

 咄嗟に思い浮かんだのは、

 「あ、ヴァイオリンが弾けなくなる」

 ということ。

 慌てて指を動かしてみる。

 吹き出す血が勢いづいた気がするが、動きそのものには問題ない。

 指先を押さえてみると、感覚も普通にある。

 傷口に触れてみると、生ぬるい。

 血ってこんなに暖かかったんだ。

 それにしても、指なんてたいして肉も無ければ血管も通ってなさそうだけど、そうでもないらしい。

 出るわ出るわ。

 あぁ、なるほど、「流血」ってことばを最初に思いついたヤツ、センスあるなぁとかくだらないことを考える。

 とにかく、いつまで経っても面白いほどコンコンと湧き続けるので、あえて止血せずになんとなく見守る。

 15分経っても、まったく衰えない。驚いたものだが、いい加減飽きたし、はやく食事がしたいので、手当てをする。

 たいした傷ではないのだが、たまたま強く手を握るとダメージが来るらしい。さっきは、自転車で急ブレーキをかけたところ、プツッと音がして、街中でいきなりの流血。痛くは無いのだが、なんとも間が悪くて困る。

 まぁ、なんにせよ、大事に至らなくてよかった。
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