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魅了する話術 

 さてさて、なんか、最近いろんな刺激があって、自分の対人態度について考え直す機会が幾つかあった。

 
コミュニケーションってのは基本的に、1)完全なディス・コミュニケーション、2)相互理解、3)相互理解アウフ・ヘーベンの三段階があるのだと、なんとなく昨夜思った。

 まず、第一に完全なディス・コミュニケーションの段階だが、これはどういう状態を指すのかと言うと、要するに「噛み合わない」状態である。これは意外と日常的によく耳にするのだが、すべての文脈がお互いの「って言うか~」でぶち切られ、まったく会話になっていない会話というのがよくある。互いに相手の言いたいこと、言おうとしていることにまったく注意を払わずあと、ネットでの論争においても、よくお互いの意見をきちんと理解しないままネガティブな感情をぶつけ合っているだけに終始している不毛なものを見かける。

 第二は相互理解のステージ。これは早い話、「噛み合った」状態~コミュニケーションを通じてお互いの文脈や立場を理解できている状態~を指す。自分は今まではここらへんで満足していた気がするが、それではたぶんダメなのだろう。

 なぜなら、そういったコミュニケーションにおいては、ある種の消極的な安堵感や感情の浄化作用が生まれる場が成立するとはいえ、発展性が欠如しているからだ。むしろ、これは準備体操なのだと思う。

 本当にコミュニケーション能力の高い人間というのは、一旦噛み合ったら、そのままの状態で相手を自分の懐に引きずり込み、結果として新たな地平をその場に開く。そんな光景を先日眼にして、「あぁ、これは一種のアウフ・ヘーベンだな」と思った。

 共感の場をつくりだすまでが一仕事だが、問題はそこからなのである。コミュニケーションの達人と言えるような人々は、相手の意見を受け止めながらそれを言い換えて代弁しつつさらに自分の価値観を付加して相手に投げ返すのだ。いわば、共感の場をつくりつつ自分を相手に打ち込む。人を魅了するタイプの話し手というのは、たぶんこういう話し方ができる人なのだと思う。共感の表明が同時に雄弁な自己開示にもなるような、そんな話術。

 好かれる人と魅了する人の違いも、案外そこらへんにあるんじゃないかなと、なんとなく思う。 




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