スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

世界史も勉強しないで大学に行ってどうするの? 

 さてさて、昨今話題の高校における世界史履修漏れ事件、とりあえず責任問題にはあえて触れない。

 ただ、ひとつ思うのは標題どおり、「世界史も勉強しないで大学へ行ってどうするの?」ということ。

 歴史と言うものは、あらゆる教養の基礎として最も重要なもののひとつだと思う。そもそも、言わせてもらえば「日本史」と「世界史」のどちらかを専攻すれば事足りるという考え自体が制定者の無教養と品性の欠如を証明しているとすら思える。「世界史」の観点を抜きにした「日本史」の理解は、そもそものところ不可能ではないだろうか。同様に、あらゆる学問分野において歴史の知識からの事柄の相対化と文脈化というのは不可欠だと思う。

 これはいわゆる「理系」と言われる学問分野に関しても言えることで、科学史~技術の発展の背後に延々と背後に流れる思想、科学「観」の文脈の歴史~に対する造詣の欠如は研究そのものの問題意識の浅さに直結すると自分は思う。

 ましてや、その他の人文科学、または社会科学の学問を勉強するにあたって、歴史の知識のない人間は、そもそも初歩的な「問題意識」すら持ち得ないのではないかとすら自分は感じる。宗教にせよ、思想にせよ、美術にせよ、経済にせよ、政治制度にせよ、歴史的文脈の中にそれぞれの事柄を位置づけることができなければ、本当の面白さを味わうのはなかなか難しいだろう。やはり、どうしても「浅く」なってしまうのだ。

 受験生諸君、そもそもあなたたちは大学へ行って何がしたいのか。バイトと合コンに明け暮れたいのならともかく、一応多少なりとも勉強がしたいのなら、楽をしようとしてはいけない。だいたい、あえて厳しいことを言わせてもらえば、「受験のため」に「世界史」を教えないことを平気でやるようなレベルの低い高校を進学先として選んでおいて、更に楽をしようと思うのは学を志す者として恥ずかしいことだと思う。だいたいそういうダメ教師が教えるような高校に進学した時点で、本来あなたたちは他の人間の何倍も努力しなければならないことを選択したわけで、それを今更学校や文科省にギャーギャー言うのは、はっきり言って醜悪そのもの。

 だいたい、仮にその程度の一般教養で志望する大学に受かったとしても、入ってからが大変だと思う。むしろ、自分としては一年くらいなら浪人してみっちりと高校で習うべき基礎を身につけてから大学へ入ってからの方が、結果として密度の濃い大学生活をおくることが出来るんじゃないかとすら思う。はっきり言って迷惑なんだよね、きちんと基礎的な教養が身についていないで努力もしないような人が同じ授業だとかゼミにいたりすると。

 そういうわけで渦中の受験生諸君、あなたたちの境遇は同情に値するが、むしろあなたたちの先輩たちが不当にもクソ教師たちに奪われてきた「世界史」をみっちりと勉強するチャンスを、大学入学前にもらえたと思ってポジティブに考えればいいんじゃないかなぁ。

 ま、ぶっちゃけ興味ないけど。所詮は他人事です。

 あぁ、ちなみにもう一つ、貴重な教訓。

 あまり大人を信用しないこと。

 みんな割りといい加減で適当なんだから、そもそも他人に期待しないこと。

 ま、そんなとこですかね。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://slumber365.blog2.fc2.com/tb.php/459-8baae9b1

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。