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小さな両親 

 両親と離れて暮らすようになってから、もう10年になる。

 ロンドンで彼らのもとに滞在し始めてから、かれこれ5日。日中は美術館に行ったり、母の荷物持ちに付き合ったり、夕方は料理を教わったり父とテムズの河畔を散歩したり。
 不思議な安心感。

 なにもかもスッと手放して、穏やかな夏の海に浮かんでいるような気分。

 10年前はうっとおしいだけだった親の愛情が、これほど身に染みるようになる日が来るとは思わなかった。

 自分の思春期は早くから始まり、そして長かった。自分の精神が、あの特有の激しく陰鬱な起伏からある程度解放されたのは、本当に最近のことではないだろうか。その結果がこういった形での両親との「和解」なのかもしれない。

 一緒に暮らしていて、初めて両親の老いに気づいた。母は少し足を引きずって歩くようになり、父の後頭部は白髪だらけになった。

 かつて、母は火の玉のようにせっかちで力強く、父は大きな岩のように動かしがたかった。彼らの体と心から抜け出て行った若い力、それらのうち、自分が吸い取ったのはどれだけの量だったのだろう。

 降り注ぐ慈しみにふさわしき自分でありたい。

 そう思うにつけ、25年間の恩愛の重さを感じ、心の底から手を合わせたくなる。


今日のヒット

不備日報: ファミレスの昼飯時の学生の居座りを何とかしてあげたい

 射殺ww。

 中央線のピーク対策についても知恵をお借りしたいところ。


【正論】評論家 鳥居民 なぜ中国は北を必死に庇うのか Sankei Web 産経朝刊 正論(07/25 05:00)

 ひとつの見方として。
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コメント

そうか。寝太郎さんは10年離れてるんですね。親から子へという流れは物語だと思います。

不備日報さん、僕もコメントをつけてしまいました。
あの後、前の記事を少し読みましたが、素晴らしい作品ですね。ネバーエンディング・ブログ・ストーリー。

寝太郎さん、今まだロンドンですか?
せいぜい楽しんできてくださいね。
イギリス国内は他には行かないのですか。

それにしても、いいなぁ、ロンドン・・・
9ヶ月ほどですが、ケンブリッジに住んでいたことがあります。
だいぶ変わったでしょうね、イギリスも。

不備日報

>ぽこだっちさん

 あちらの方のセンスは、そうそう真似のできるものではないですね。

 本当にすごいとしか言いようがありません。

とりあえず

>はんなさん

 いたるところにスタバが出来ましたよ。

 あと、フィッシュ・アンド・チップスの店が減った気がします。

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