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灰谷健次郎 大人の知恵 

 ある老婆が、立ち話のなかで、こんなことをいった。

 「人間が勉強するのは、えらい人になるためではありませんよね。人間が勉強するのはいい人になるためです。だから、人は死ぬまで勉強」

 このような知恵なら、少女は納得するのだ。このような勉強なら、少女は勉強したいと思うのだ。

 今ある社会に適応させる。

 多くの大人は、子どもや若者にそれを求める。求めるのならまだしも、それを強制しようとする。

 かつてはその時代の一つの価値観であっても、他者にそれを強いるとき、強いられた者にとって、それはもはや卑俗な価値観でしかない。

 そのことを大部分の大人は気がついていない。
 
 少女のいう私たちより長く生きている大人の知恵とは、固定されたものではない。

 共に学ぶところから生じる知恵であり、なによりお互いが変わることのできる共に流す汗なのである。

『すべての怒りは水のごとくに』p14~p15

すべての怒りは水のごとくにすべての怒りは水のごとくに
灰谷 健次郎

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コメント

 大人が望むようには子供は育たないみたいですね。
 たぶん、大人の望み故に悲劇が生じたならば、大人の望みが間違っていたのでしょうね。
 自分のブログで書けないつぶやきです。

>モトケンさん

 とても個人的な話なんですが、ぼく自身、両親とは小さいころからぶつかってばかりで、文字通り血を流すようなことも何回かあったんですよ。

 で、結局彼らの望みや期待からは遠くはなれたところにいま自分はいるわけですが、でも、結果としてそういうお互い血を流すプロセスがあってよかったなって感じてるんです。

 いま自分は25ですが、おそらく生きていた中で一番両親、特に父親とうまくいっているような気がします。それは、25年間お互い傷つけあって、やっとお互いのことがわかるようになったからかなぁと、そんなことを思います。

 ごめんなさい。完全に自分の話ですね。

 なんていうんだろう。

 大人が子どもに望みをかけるって、もともとはその子どもへの期待だとか信頼、そして愛情があると思うんですよ。

 そういうものを忘れない限り、たとえ血で血を洗うようなことになっても、どこかで何かが、人間として最も大切なもののひとつが伝わるんじゃないかなって、自分はそう思っています…というより信じたいですね。

 なんか頓珍漢なお返事でごめんなさい。

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