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ライブドア騒動についての雑感 

 知っている人は知っているように、自分は一貫したアンチ・ライブドア主義者。だけど、不思議なもので世間がいっせいに叩き始めると、なんだかそれに便乗するのが卑怯に思える。そういうわけで、この問題はスルーする方向だったのだけど、はんなさんからリクエストがあったので思うところを覚書として、なるたけ自分の好き嫌いを排除してまとめてみようと思う。

 ただし、自分は経済・金融音痴なので内容については一切責任持ちません。ツッコミ厳禁。あしからず。

で、結局何の会社なのさ?
ITと収益性
客寄せパンダとしての堀江氏のカリスマ性
この極端な暴落から株式の保有層を推測する
いわゆるライブドア・ショックからの二日間
陰謀論?
ライブドアの今後
この騒動が今後の日本経済にもたらす影響
その他すっげぇ気になること




で、結局何の会社なのさ?


  知名度からいうと、もしかしたらいま日本で最も名の知れた企業かもしれない。

 しかし、いったいこれが何の企業なのかと聞かれると、どうもよくわからない。

 で、結論から言うと、いまや金融事業が中心の企業。

 ポータルサイトだったり、中古車販売だったり、やたらと派手に企業買収を繰り返して話題を振りまいているけれど、その資金は金融事業からの収益でまかなっていたと考えられる。

 で、まぁ、数字を見るのが一番ということで、こちらの記事を参照して欲しい。

 こうしてみると、一目瞭然だが、

 
ネット企業が金融もやっている、というよりは、証券会社がネット「も」やっているという方が実態に近いかも知れません。


 という分析は、正確だろう。

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ITと収益性

 いわゆるIT革命というものが達成され、いまや日本全国で高速回線のインターネットへのアクセスが可能な環境が整った。いわゆるここ数年のITバブルというものは、要はこの巨大な需要を満たす形で関係業界が空前の好景気にみまわれたということであろう。

 しかし、全国の津々浦々にネット回線がひかれ、ネットワーク・インフラがほぼ完全に整備されたことに伴い、この空前の需要は満たされた。かくて、時代はインターネットやパソコンといった基礎設備を普及させることから、それがシビル・ミニマムとして認知されている社会における潜在的需要を充足する形でのビジネス・モデル、新たなインフラを創出することを要求するようになったといえよう。アマゾンであったり、Googleは、そうした意味で時代の要請に応えた企業であるといえる。

 では、ライブドアとは何か。

 ライブドアとは、その収益の大半(90%ともいわれる)を金融関係事業から得ている。はやい話、本業であるIT関連の業務の収益性を越える規模での拡大・成長を行ったということである。

 それがどのような経緯で、またどのような意図をもってなされたものかは知る由もないが、結局のところ初期費用や運営コストが圧倒的に他業種に比べて安いと思われるIT業務だけでは、株式を通じて流入する莫大な資金を持て余したという側面があるのではないかという気がする。

 かくて、流入した膨大な資金は設備投資ではなく、金融業につぎ込まれた。しかしながら、もともとが証券業務のノウハウも伝統も持たない企業。ゆえに、収益を上げるために法律違反ギリギリの奇策を弄し続け、ついに法にひっかっかってしまったというのが今回の騒ぎにいたる事情なのかなぁと思う。

 確実なのは、ライブドアがアマゾンやGoogleなどのように、自前のシステムをネットにおける収益性を伴った基礎インフラとして定着させることに成功しなかったという事実。可能性があったとしたら、ブログサービスだけど、定着性・収益性の面から言うとまだまだというのが実情だと思う。

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客寄せパンダとしての堀江氏のカリスマ性

 ライブドアという企業の急成長の大きな原因のひとつは、堀江貴文というキャラクターのタレント性。

 創業時はともかく、拡大期に入ってからのライブドアは、堀江氏の露出と話題づくりによって彼をある種の革新のカリスマとして売り込むことで急成長を遂げたのだろう。

 それが意図的なものであったのか、それともあくまで結果論として論じられるべきものなのかはわからないが、しかしそれがライブドアの知名度を大きく上げ、また主に若年層に対するイメージアップ、企業ブランドの向上につながったことは疑いを得ない。

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この極端な暴落から株式の保有層を推測する

さて、疑惑は粉飾決算

 決して褒められたことではないが、しかし、そう珍しいことでもない。なのに、株価は大暴落、売り注文が殺到し東証のシステムがダウンするという前代未聞の大惨事。

 これは、ライブドアだからこそ起きたこと。したがって、この現実を分析することで、ライブドアという企業の特徴、その特異性を割り出すことができると思う。

 ひとつ推測できるのは、やはりほりえもん人気に群がった、小規模かつ経済や金融に関する知識の欠如した個人投資家によって支えられていた企業だったのだなということ。あくまで憶測だが、おそらく、健全な投資家は避けていた銘柄だったのではないだろうか。

 先ほど述べたポジティブな企業イメージと、それに加えて度重なる株式分割により購入単価を下げることで、ライブドアは多くの個人投資家をひきつけてきたのだと考えられる。

 つまり、ここで言いたいのは、企業としての収益モデルや健全性をたいして検討せずに、ある種の空気や雰囲気でライブドアに投資していた人々がやはり多かったのではないかということ。

 だからこそ、「たかが」粉飾決算程度で、こうも株価が暴落するし、また東証のシステムがダウンするほど大量の売り注文が殺到する。

 しかしながら、逆に言うと、堀江氏がこの騒動を耐え抜く、あるいはそれに乗じた積極的なイメージ戦略に打って出て状況を逆用することに成功すれば、巻き返しも可能ではないかと思うのだがどうだろう。

 (ちなみに、さきほど友達と電話で話しつつ、小泉自民党が支持されるメカニズムと、ライブドアの株式を個人投資家が積極的に購入するメカニズムには、極めて高い類似性があるのではないかという話をした。が、しかし、それは別の話。)

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いわゆるライブドア・ショックからの二日間

 もし百万円あったらなぁなんてくだらないことを考えつつ、巻き添えをくらって下がっていく優良IT企業の株価を眺めていたもの。

 たぶん、ぼろもうけのチャンスだったんだろうなぁ。…ふん、どうせいま財布の中は三千円しかないですよ~だ。
 
 案外、博打を打つつもりでライブドアの株も買っておくと面白いかも。

 ま、素人目からの興味本位の予想だけどさ。

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陰謀論?

 ヒューザー騒ぎが自民党内に燃え移って、炎上の気配がくすぶり始めた瞬間という、絶妙なタイミングで捜査が入ったために、陰謀論が随所で語られている。

 まぁ、これがあ○しんぞうのくそったれの悪巧みだったというのが発覚して、やつが北朝鮮の収容所に流刑にでもなってくれたら最高なのになぁという願望は自分にもあるので、そういうストーリーの中に今回のライブドア騒動を位置づけたくなる気持ちはよくわかる。

 わかるけど、ちょっとねぇ…。

 さて、どうしたものか。

 これについては基本的には懐疑的なスタンスを取りつつ、態度を保留。

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ライブドアの今後

 企業としてはなんともいえない。

 ただ、なんとなく堀江氏はまた持ち直すのではないかという気がしている。

 根拠のない直感だけど。

 また、同じく根拠のない直感だけど、彼の本当の敵は身内にいる気がする。

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この騒動が今後の日本経済にもたらす影響

 いや、経済わかんないし、興味ないから。

 ただ、IT企業を吟味する世間の目は厳しくなるのかなぁと思ったり。結構、いろんなところに波及しそう。

 あと、やっぱり個人投資熱に水をかける結果になるのは避けられないかも。

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その他すっげぇ気になること

 あおりをくらって、レイザーラモンHGに対するメディアの注目がほとんどゼロになった気が…。

 がんばれ、HG!

 ふぅ、こんなもんかな。経済って難しい。

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コメント

自民党とライブドアの類似性に関するメカニズム

書き込み失礼します。

標記の件について確かに、似ている!と思いました。まだきちんと言語化できませんが、今の日本にはある思想的な大きな流れのようなものがあって、ライブドアの件も昨年9月の総選挙の時も、その結果はその流れを反映したもの・・・のような気がします。


ほ○え氏は、5年後位に、何事もなかったかのようにまたメディアに登場しそうですよね。寝太郎さんの直感には賛成です。

熱するのも早く、また冷めるのも早い○本人。

(社会的現象を考えるときには、いつもその根底に何が潜在しているのか?を考えてしまうのですが、それを意味あるものにまで昇華しきれないのが自分の未熟さだなーと、思います。)

寝太郎さん、ありがとね

どうなんでしょう。
伝統にも慣習にも一切興味がなくて、計算と読みと分析だけで事業を行おうとすると、こういう結果になるのかなという気がしますが、堀江さんがまた将来出てくるかは疑問です。
出てきても、今のように大きくなれないんじゃないかなぁ。。。
堀江さんにはカリスマ性はなくて側近が作り上げたものという説もありますが、まあ、多少才気走った目立ちたがりやの心臓に毛の生えた彼なら何度でも出てくるかもしれませんね。そういうのを喜んで迎えるのもマスコミだろうし。
ライブドアがこれだけ人気を博し、物議をかもしだし、挙句の果てには警察から強制捜査を受けるという図式は、それだけ今の日本社会が閉塞していて若い人たちは突破口を堀江さんに期待していたということじゃないでしょうか。
彼のブログのコメントを見ましたが、スーパースターを通り越して神さまみたいな存在になってますね。
自分たちの才能と読みで世の中ひっくりかえせると思ってたんじゃないでしょうか。
ちょっと甘かったね。そう思います。

ライブドアの株ヤバイ

こんばんはー
ちょっと失礼します。

ツッコミ厳禁になってますが、分析にケチをつけるわけじゃないのでご勘弁を。一点だけ。

ライブドアは現在上場廃止も検討されてるっぽいです。

上場廃止となれば株価が上がっても株券は紙くずになるので、これからライブドアは業績回復してほりえもん復活に違いない! と確信している人でもライブドア株購入には慎重になったほうがいいかも。ほかの株とはまた違ったリスクがあるので。


追記。
個人的には、自民党が支持されるメカニズムとの関連のほうのお話を聞きたいですね(笑)
若者がこぞって自民党に投票したと報じられ、選挙後の熱っぽさの中それに関する冷静な分析とか見たことないまま、有耶無耶になった感があるので、ぜひいま寝太郎さんのお話とか伺いたいです。
若者の投票行動とか、純粋に興味があるので。

>まりりさん

 そうだね、そして俺が堀江という人にまだ将来性があると思うのも、彼がそういったある種の「流れ」のシンボルとしての市場価値を獲得することに成功したから。

甘かった

>はんなさん

 まったく同感。

 つめが甘いと同時に、おそらく世間をなめていたのでしょう。また、なぜか焦ってもいたのでしょうね。大きくならねばならないという強迫観念。

 しかし、堀江氏の…まぁ、あまり言い方ではないですが、堀江氏程度の人物ががあれだけの期待を集めてしまうあたり、いまの日本社会の閉塞感はそれだけ深刻なのであり、人々も焦っているということなのでしょうね。

 いまも昔もライブドアは嫌いですが、それでも消えてなくなれとは思えないあたり、自分の心境もなかなか複雑だなぁと思ったりします。(笑)

>ESさん

 アハハ、だから言ったじゃないですか、責任は持たないって!(笑)

 ライブドア株、ま~さしく賭けですよね。しかもどんどん事態は悪化してるし。

 小泉自民党とライブドアの支持層の分析ですか?う~む、結構てきと~な話なんで、そんなに期待されてしまうとアレなんですが、そうですね、せっかくなので少し考えてみます。

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